GREETINGS 開会の辞

熊本大学保健センター長
九州地方部会 代表世話人
藤瀬 昇

第53回九州地区大学保健管理研究協議会の開催にあたりまして、開催校の保健センター長および全国大学保健管理協会九州地方部会の代表世話人としてご挨拶申し上げます。

ようやくCOVID-19パンデミックの収束の兆しが見え始め、行動制限の緩和が一気に進み、いよいよ本格的な新型コロナウイルスとの共生が始まろうとしています。新年度に向けて多くの人は久しぶりの解放感に胸を躍らせている感がありますが、このご挨拶文を書いている令和5年3月末日現在、WHOによる収束宣言は未だ出ておらず、今後、再び感染の波が到来する可能性も否定できません。そんな中、昨年度の九州地方部会幹事会および総会にて決定されました通り、今回もオンデマンドWeb形式での開催と致しました。

現時点で決まっているプログラム内容としては、小川久雄学長による学長講演を皮切りに、特別講演として、細川家所縁の膨大な歴史資料を研究対象としている永青文庫研究センター長の稲葉継陽先生による、細川藩政時代の地域住民支援に関する講演を予定しています。また、ご承知の通り、熊本は平成28年に大地震を経験しましたので、災害支援に関する教育講演を予定しています。さらに、新型コロナウイルス対策としてワクチン接種が普及していく中で、改めて子宮頸がんワクチンへの関心も高まってきており、HPVワクチンに関する教育講演も予定しています。そして、いよいよ本年5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の2類から5類への移行が予定されており、皆様の関心事はやはり新型コロナウイルス対応であろうと思われます。そこで今回の研究協議会においても、改めて新型コロナウイルス感染症の、これまでとこれからについて考える合同シンポジウムを企画致しました。

Web開催も今回で3回目となり、皆様にもだいぶ浸透してきたのではないかと思われます。昨年の福岡大学による素晴らしい研究協議会を参考にさせていただきながら、Web開催の強みである、利便性、アクセスのしやすさ、十分な開催期間、丁寧なディスカッションなどを最大限に生かしながら、充実した研究協議会となるよう熊本大学学生生活課および保健センターのスタッフ一同、準備を進めて参りたいと存じます。参加された皆様の日々の大学保健管理業務の一助となれば幸いです。ご多忙とは存じますが、奮ってご参加いただきますよう何卒お願い申し上げます。

Contact お問い合わせ先

第53回九州地区大学保健管理研究協議会 事務局
熊本大学 学生支援部 学生生活課 生活支援担当
〒860-8555 熊本市中央区黒髪2-40-1
TEL 096-342-2124
メールアドレス:info@kumahoken53.jp
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